外房線(蘇我~茂原)
外房線の蘇我~茂原は、東日本旅客鉄道が運営する区間です。
2023年度の輸送密度(平均通過人員)は60,340人/日で、全国676線区中106位です。大都市圏の幹線に相当する輸送量です。外房線全体では、遮断機・警報機のない第4種踏切が1箇所残っています。
東日本旅客鉄道全体の営業係数は89.2です(2023年度、鉄軌道事業)。
この線区について
路線の概要
外房線は千葉~安房鴨川の93.3kmの路線で、JR東日本は利用状況を「千葉~蘇我」「蘇我~茂原」「茂原~勝浦」「勝浦~安房鴨川」の4つの区間に分けて公表しています。蘇我~茂原は、千葉側から2番目の区間です。
この区間の駅は9駅で、駅から800m圏に住む人は約6.5万人です(2020年国勢調査の1kmメッシュ人口から当サイトが推計)。
輸送密度の推移の読み方
JR東日本が公表している平均通過人員(輸送密度)は次のとおりです。
- 1987年度:52,592人/日
- 2020年度:49,301人/日
- 2021年度:52,471人/日
- 2022年度:57,468人/日
- 2023年度:60,340人/日
- 2024年度:61,209人/日
2023年度の値は1987年度を約15%上回っています。地方の線区では1987年度から大きく減っているところが多い中で、国鉄時代より利用が増えている区間です。2020年度から2024年度にかけても、毎年増え続けています。
外房線の中では、千葉~蘇我(188,506人/日)に次いで利用の多い区間です。その先の茂原~勝浦は6,035人/日、勝浦~安房鴨川は1,384人/日で、茂原を境に利用が10分の1ほどになります(いずれも2023年度)。
沿線人口との関係
営業キロ1kmあたりの沿線人口(駅から800m圏)に対する輸送密度の比は、当サイトの比較で全国24位と高い区間です。沿線に住む人の数に比べて利用が多いことを表していて、この区間を通って千葉方面へ向かう利用が多いことが考えられます。
出典:JR東日本「路線別ご利用状況(2020~2024年度)」、総務省統計局「令和2年国勢調査」地域メッシュ統計(沿線人口は当サイトの推計)
この解説の更新日:2026-10-11
この区間を含む線区全体: 外房線(千葉~安房鴨川)
沿線人口(駅から800m圏)
| 駅から800m圏の人口 | 65,055 人 |
|---|---|
| 対象の駅数 | 9 駅 |
| 営業キロ1kmあたりの沿線人口 | 2,194 人/km |
| 全国順位(1kmあたりの沿線人口) | 259位(621線区中) |
| 沿線人口に対する輸送密度の比 | 27.51 |
| 全国順位(輸送密度の比) | 24位(592線区中) |
この線区の駅から半径800m以内に住む人口を、総務省統計局「令和2年国勢調査」の1kmメッシュ人口から当サイトが推計したものです(メッシュ内の人口は均等に分布していると仮定)。800mは国土交通省「都市構造の評価に関するハンドブック(改定版)」(令和8年1月)で鉄道駅の徒歩圏に使われている距離です。複数の駅の圏が重なる部分は1回だけ数え、ほかの路線の駅を使う人も含みます。区間の営業キロが公表されていないため、1kmあたりの値は地図データ(国土数値情報)から測った区間の長さ(約29.7 km)で割っています。「輸送密度の比」は、輸送密度を1kmあたりの沿線人口で割った値で、大きいほど沿線人口のわりに多くの人が乗っています(通過する利用者の多い幹線は大きくなります)。1kmあたりの沿線人口ランキング・沿線人口のわりに輸送密度が高い・低い線区
旅客運輸収入 (外房線全体の値)
| 旅客運輸収入(2024年度) | 10,794 百万円 |
|---|---|
| 営業キロ1kmあたり | 115.7 百万円 |
出典: 東日本旅客鉄道の公表資料(2024年度)。国土交通省の統計には JR 各社の線区別の運輸収入がないため、各社の公表値を掲載しています。輸送密度などの他の数値(2023年度)とは年度が異なります。
インフラ・安全 (外房線全体の値)
国土交通省の統計は線区単位のため、区間ではなく外房線全体の設備を掲載しています。
| レール 60kg以上 | 9.0 km |
|---|---|
| レール 50kg以上60kg未満 | 151.0 km |
| レール 40kg以上50kg未満 | 1.0 km |
| レール 30kg以上40kg未満 | 0.0 km |
| レール 30kg未満 | 0.0 km |
| 本線軌道延長 合計 | 161.0 km |
| 重軌条化率(50kg以上) | 99.4% |
| PC(コンクリート)マクラギ率 | 85.0% |
| 木製マクラギ延長 | 11.2 km |
| 踏切 第1種(遮断機・警報機あり) | 113 箇所 |
| 踏切 第3種(警報機のみ) | 0 箇所 |
| 踏切 第4種(遮断機・警報機なし) | 1 箇所 |
| 踏切 合計 | 114 箇所 |
| 橋りょう | 241 箇所 / 7,421 m |
| トンネル | 33 箇所 / 9,512 m |
| 駅数 | 25 駅 |
保安設備(信号・踏切) (外房線全体の値)
信号保安
| ATS(自動列車停止装置)設置キロ | 93.3 km |
|---|---|
| ATC(自動列車制御装置)設置キロ | 0.0 km |
| ATO(自動列車運転装置)設置キロ | 0.0 km |
| CTC(列車集中制御)設置キロ | 89.5 km / 制御駅 16 駅 |
| 閉そく方式:自動閉そく | 93.3 km |
| 閉そく区間 合計 | 93.3 km |
| 連動装置(第1種/第2種/第3種) | 17/0/0 箇所 |
- 自動閉そく: 線路に流す電流(軌道回路)で列車を検知し、信号を自動で切り替える方式
踏切保安装置
| 踏切支障報知装置のある踏切 | 113 箇所(踏切の 99%) |
|---|---|
| 踏切集中監視装置のある踏切 | 113 箇所(踏切の 99%) |
| 踏切交通信号機のある踏切 | 0 箇所 |
| 踏切 合計 | 114 箇所 |
踏切支障報知装置は、踏切内で立ち往生した車などを列車に知らせる非常ボタン等の装置です。集中監視装置は、踏切の故障などを指令所で監視する装置です。
経営状況
東日本旅客鉄道の経営状況(事業者全体)
| 営業係数(鉄軌道事業・事業者全体) | 89.2 |
|---|---|
| 鉄軌道営業損益(事業者全体) | +197,979 百万円 |
| 自己資本比率(事業者全体) | 23.0% |
関連する線区
出典・データについて
- 国土交通省 鉄道局「鉄道統計年報」「数字でみる鉄道」
- 国土数値情報(鉄道 N05、駅別乗降客数 S12)
- 東日本旅客鉄道「区間別平均通過人員」等(2023年度)
データ年度: 2023年度(令和5年度) / 最終更新日: 2026年10月17日
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